〈霖雨〉
安達としまむら
見ました!
面白かった!
特別性的な表現があるわけじゃないのになんかえっち!
☆あらすじ
女の子同士で手繋いだりするの良いよね!
☆あらすじ終わり
人付き合いが苦手でちょっぴり独占欲が強い安達と人付き合いは良いけどどこか冷めているしまむらの二人の青春群像?物語。
この作品の特徴は心理描写の多さだと思いました。
どのアニメでも登場人物が口に出さずに心の声を出すことはありますが、安達としまむらではそれが特に多かったかなと思います。
元より多い上に、安達としまむらは二人が主人公なので、一人主人公の視点だけの作品と比べるとよりこの心理描写の部分が目立っていたと思います。
また、安達としまむらでは心の声(というより心理描写)は、他の作品のその場その場でのリアルタイムの反応とは違い、その話数の時点での主人公の心情を表現してるのが特徴的でした。
簡単に言えば自分語りをしているって感じですね。
「自分は〇〇だ」みたいな。
この表現方法が他のアニメ作品とは違ってかなり印象的でした。
他のアニメだと「氷菓」みたいな感じだと思っていただければわかりやすいと思う。
この手の作品ってあんまりアニメとしては少ない気がするから個人的にはとても良かったです。
なんかこう、郷愁……は違うか。
静かな青春というか。
なんて言えばいいかわからないけど、浸れるよね。
おすすめです。
表現方法も魅力の一つなのですが、もちろん他にも魅力があります!
何といっても。
女の子同士の関係性が尊い!!
この作品、いわゆる女の子同士の恋愛ものでもあるのですが(青春というより恋愛?)、女の子同士で手を繋いで買い物とかしたり膝枕したりとかしてまして、もう良いのなんの!
安達が勇気を出して初めてしまむらと手を繋いだ時の嬉しそうな顔がめちゃんこ可愛いかったです。
現実でも女子高生同士で手を繋いでるのを見たことがありますが、良いですよね、あれ。
尊い……。
安達は基本的に色々と反応が可愛くて、しまむらに膝枕したときはしまむらが自分の方を向いた時に恥ずかしくなってしまむらの頭をぐいっとしてたり、自分から甘えるようなことをして恥ずかしくなって逃げだしたり。
安達可愛い。
しまむらが他の子と仲いい感じになってると拗ねて先に帰ったりと面倒くさいところもあるんですけどね。
しまむらの方はだんだんと安達の存在が大きくなってる感じが良かった。
しまむらのスタンスは離れて行ったらそれまで、って子ですからね。
最初こそサボり仲間って感じだったと思うんですが、昔の友達と再会して遊んだときにふいに安達と比較しちゃうところとか、なんだかんだしまむらの中でも安達の存在が大きくなってるのかなーと思ったりしました。
アニメの中では基本安達がしまむらに甘えるようになっていって、しまむらはそれを受け入れてあげる、って感じでしたが原作ではどんな風になっていってるんだろう。
一応wikiで見て「ほーそうなってるのか」とは思ったんですけどね。
しまむらの心情の変化とかまでは原作読まないとわからないですからねー。
女の子同士の関係性は他にもいまして、日野と永藤の二人も良かった。
人付き合い苦手な安達もしまむら経由でこの二人と仲良くなるんですが、こっちの方がちょっとセンシティブさがありましたね。
一緒にお風呂入ったりおでこにキスしたり。
幼馴染ということもあって安達としまむらに比べると距離感とかは全然違いました。
友達以上の気兼ねしない仲という感じ。
この二人の関係も好きでしたね~。
感想は以上になります。
この作品はいわゆる百合ではありますが、よりリアルに近い(リアルを知らないけど)女子高生同士の関係が見れる作品だと思うので、百合を見たいけど少し違うものが見たいという人にはおすすめかもしれません。
まあ百合について詳しいわけでもなんでもないですけどね!
他にも、入間人間さん特有の現実の中に不可思議なものがある設定や言い回しなども良かったと感じました。
安達としまむら
気になった方は見てみては如何でしょうか。
by〈霖雨〉