〈霖雨〉





球詠





見ました!


面白かった!


僕スポーツもののアニメってあんまり好きではないんだけどこれは好き!



あらすじ


筋肉を描写してる!


あらすじ終わり



高校では野球はやらないと決めた者や野球が好きな者たちが高校に進学し、廃部を免れようと席を置いていた先輩二人と女子硬式野球部を復活させ活動していく物語。


大前提なのですが、これは女子高生が硬式野球部で活動していくスポーツものです!

男子高校生の野球部ではないのでお間違えなく!


球詠、いや~面白かったです!
野球部、ということでもちろんスポーツものですが、野球が好きではなくまたスポーツものもそれほど好きじゃない僕でもとても楽しめる作品でした。

個人的にチームがわいわい仲良くしていて、負けても野球をすることが楽しい、っていうところが良かったのかなと思いました。

スポーツものによくある、チームの雰囲気が悪く主人公の行動によって仲が深まっていく展開や、才能があってクールなキャラが無駄に突っかかってきたり否定したりな展開がないので、ストレスがなく、見やすかったのかなと思います。

王道と言えば王道ですし面白くはある展開ですが、結構理不尽な部分があったりしてそう言う展開はストレス溜まりますからねぇ。

球詠を見てそういう展開はない方が個人的には好きなことに気付きました。

何よりよみちゃんが本当に楽しそうで、中学時代の環境から思うように野球ができなかったせいもあってか、打たれても負けてもヤジがあってものびのびと投球してるところがとても良かった。

よみちゃんのメンタルまじつよです。


あとは女子硬式野球っていうのも良かったのかも。

ほら、男子のスポーツものって叫びとか濁音付いてるから汚いじゃない?(失礼)

試合についても勝たないとダメみたいなところありますし。

もちろん緊迫した試合に競り勝つ部分の面白さは僕も好きなところではあるんですが、負けた時の悔しさの表現が強くて、もっと楽しんでいるところを見たいなって思っちゃいます。

そういう意味で球詠は終始楽しそうに野球をしていたので好感が持てました。



ストーリーの方は1話がめちゃんこ良かった印象。

よみちゃんとたまちゃんが子供の頃に投げていた魔球を投げるまでの流れが最高でした。

たまちゃんが冗談めかしてあの時の魔球は投げれるようになった?と聞いてから空気が変わって、中学時代捕手が取れなかったため投げさせてもらえなかったことから心配するように

「投げて良いの?」
「取れるの?」

と問い返して緊迫した空気が流れ始める展開にとても鳥肌が立ちました。

これは芳乃ちゃんが野球部員が集まったなら~ってキャッチボールでもしようって感じで提案してその流れでこの展開になるのですが、キャッチボールを始めてから魔球を投げ、また野球がしたい、ってなる一連の流れだけでも何回も見たくなってしまいました。

っていうか実際に何度も見ました。
最高なんですもん。


それと背景を知るとまた良いんですよこれが。

よみちゃんは魔球を中学時代にかなりの努力をして習得するのですが、捕手がとれないために投げさせてもらえませんでした。

また当時の野球部は真面目にやっている人はいなかったため空回りしてモヤモヤが溜まることに。

そういうことで高校では野球をしないと決めていました。

たまちゃんの方はたまちゃんの方で、たまたま入った野球クラブが強豪で必死に練習に付いて行くうちに全国区の捕手に成長します。

ただし、勝利至上主義なところがあり、子供の頃よみちゃんとやったような楽しい野球ではなくなってしまい、たまちゃんもまた高校では野球はしないと決めていました。

そんな二人が高校で再会して、子供の頃のように野球をするというのが本当に最高でした。


他のストーリーももちろん楽しかったですし、全体的に和やかでワイワイしてる感じなので流石きらら作品だなと思いました。



作画の方では、特質すべき点としてはやはり筋肉でしょうか。

この作品、それなりに筋肉を描写してるんですよ!
しかも女の子に!

アニメ作品だと基本的に女の子に筋肉の描写をするのってかなり稀だと思います。

球詠は可愛い系のキャラデザなので特に。
ですが、公式サイトをチラっと覗いただけでわかるように、太ももには陰影なとで筋肉が描かれています。

普通だったらスラーっと描いちゃいますよ。
で、これがなかなかに悪くない。
普通に良い。

また全体的に筋肉が付くところ腕とか足とかは太く描かれていて、可愛い女の子は細目に描かれがちな固定観念に一線を画す感じで特徴的でした。

これもまた良かったですね。
こういう描き方の方が好きと言う方も多いのではないでしょうか。

漫画やアニメではスポーツものであったとしても女性はスラーっと描かれがちですが、これは新たな基準になるやもしれませんね(知らん)。


作画関連で作画崩壊についてですが、それはありませんでした。

とはいえ。
ちょっとパーツの位置などが狂ってるような感じは時々ある感じではあります。
あと激しい動作の時に少しぎこちなさがありました。

動作のぎこちなさはちょっと残念ではありましたが全体的には問題ないかと。

投球シーンや打つシーンとかはちゃんと作画されていましたので。

もともと作品的にそこまで気になるようなものでもありませんしね。



さて。

次にキャラの魅力、と行きたいところですがちょっと長い?

長い気がしてきた。
なのでささっと!

個人的に僕が好きなのは「川口息吹」!

ツッコミ的なキャラなのだけど特に語尾の「~~わねぇ!」って言うのが好き。

耳にすっと入ってきて何度も聞きたくなります。




以上で感想終わります!




球詠

きらら作品なだけあってとても良い作品でした!

スポーツものが苦手な方でも見やすいですし何より面白いのでオススメです!

気になった方は見てみては如何でしょうか!




  




by〈霖雨〉