〈霖雨〉
歌舞伎町シャーロック
見ました!
面白かった!
推理と落語の組み合わせ楽しい!
☆あらすじ
推理落語!
☆あらすじ終わり
色々な推理ものや事件ものの登場人物や作者の名前のキャラが出てくる推理ものの作品。
タイトル通り主人公のシャーロック・ホームズと相棒のジョン・ワトソンが様々な事件に挑む作品となっております。
また、主人公はシャーロックですがタイトルにも書いてある通り舞台は歌舞伎町。
日本だけど主人公は外国人?と思うかもしれませんがまさにその通りで、舞台は日本の歌舞伎町ではあるのですが、日本の歌舞伎町を元に作られた別の世界、と言えばいいのか本物の歌舞伎町とはかなり違います。
見た目が外国人の方も普通に住んでいて、アニメ特有の外国という区別があまりないような雰囲気になっています。
日本なのに外国の苗字の名家があるとかね。
街並みは近未来と現代を織り交ぜたような雰囲気で、東と西(作中ではウエスト、イーストと呼ばれる)での貧富の格差社会となっています。
このアニメの特徴としては何と言ってもあらすじにも書いた「推理落語」。
基本的に1話完結になっていて、話の終わりにはシャーロックが落語で事件の真相を語るという変わったものになっています。
これにはかなり驚かされました。
最初は、なんで歌舞伎町?とか、まあでも歌舞伎町が舞台の推理ものなのかなーとありきたりなことしか思ってなかったので、落語で真相を語るシャーロックを見たときには鳥肌が立ちました。
そしてこのシャーロックの落語がまた良いんですよ!
シャーロックの声を担当しているのは小西さんで、普段は低めのイケメンな良い声なんですが、落語が始まった途端に声質が変わって、高めの声や声を伸ばしたときのガラガラする感じが出てきて、まさに落語の芝居がかったような声になるんです!
このギャップでさらに推理落語に引き込まれてしまいました。
ストーリーも面白いのですが、この推理落語で視聴する気持ちが一気に強くなりましたね。
これは是非皆さんにも体験して欲しい。
次は魅力。
推理落語も魅力の一つなのですが、他にも魅力はあります。
〇キャラが良い
どのキャラも個性が強い!
いや本当にどのキャラも印象に残るキャラしてるんだよね。
見て何か月経った後でもありありとそのキャラが浮かんできます。
シャーロックの普段のだらしなさや推理落語。
ワトソンのオカンっぽい性格や弄られ役。
京極さんの意識高い系形から入るお兄さん。
ハドソン夫人は一度見たら忘れられない。
他にも主要キャラ、犯人、被害者、どの人も個性豊かです。
逆転裁判のキャラクターみたいな感じを想像するといいかもしれません。
〇ストーリーが面白い
作品としては推理ものですがかなりのコメディーよりのお話になっています。
それがお腹を抱えて笑えるぐらいに面白いんですよ!
個人的には3話だったかな?
内田B造の影響を受ける京極さんが面白くて涙出てきました。
本来意識高い系で"なんとなく"理知的な話し方をする京極さんがブラザーとかソウルとか言い出すの本当に面白かった。
こういうコメディな展開がいっぱいあるので笑いたいって言う方にも満足してもらえる作品だと思います。
それに加えてウルっと来る回があったり、しんみりする回もあるんだからズルいんだよなー。
さて、このような魅力のある歌舞伎町シャーロックですが幾つか注意点をば。
まず、この作品には何人もの探偵が出てきますが、協力して事件にあたるということはあまりありません。
僕は最初探偵たちが協力して解くのかなと思ったので一応ね。
個人的にはコナンとか金田一とか有名どころが協力するイメージでした。
実際はコナンの話にもあるように探偵たちがしのぎを削って事件を解決するという感じのお話です。
あとはシャーロックはそんなかっこいい感じではないです。
まあこれはシャーロックに限らずかな。
基本的に現実の人間らしさみたいのを映し出してるから格好良さっていうの全体を通してないかな。
だから映画のシャーロックホームズのようなかっこよさを求める人は合わないかも。
それと下世話な話が多いかも。
繰り返しになりますが、この作品は人間らしさが出ている作品でもあります。
なので一般にアニメには出にくい下系の話も少しあったりします(多くないですし過激でもないです!)。
こういった点に注意が必要ですね。
あ、あとコメディ色が強いとは言え推理ものなので血とかも描写されてるので注意を!
そんな
歌舞伎町シャーロック
癖のありすぎる登場人物たちのドタバタ推理コメディでとても笑えるし推理もちゃんとしているので推理落語を聞くのも楽しいです。
オススメな作品なので、気になった方は見てみては如何でしょうか。
by〈霖雨〉